生涯総出演作170本。歌に映画に舞台にと活躍したひばりも、1989(平成元)年6月24日永眠。裕次郎と同じ52歳だった。
美空ひばり
高度経済成長で昭和文化の花開く
口火を切ったのは東映の2本立て興行。本編と子供に人気の中村錦之助、東千代之介、主演の連続娯楽時代劇の組合せなど。
「1973(昭和47)年の世相
5月21日、山口百恵「としごろ」でデビュー。この年、森昌子、桜田淳子とともに「花の中3トリオ」と呼ばれる。
もう1人いた美空ひばり
美空ひばり芸能界を去る。ときに1943(昭和18)年20歳の秋だった。歌謡界の女王となる美空ひばりはまだ6歳だった。
キナ臭い時代に映画界は活況
戦後の混乱と食糧難の中に 現れた天才歌手・美空ひばりが「悲しき口笛」を歌い、その歌声は占領下の日本人に熱狂的に愛された。
時代劇の全盛期を支えた大スター
美空ひばりと恋仲にあった2人だが、母親の小川ヒナが「魚屋の娘は梨園には不釣合い。認めません」の一言で錦之介はシュン。
時代劇の全盛期を支えた大スター
最近は時代劇がめっきり少なくなってきたが、昭和30〜60年代に活躍した萬屋錦之介、市川雷蔵、勝新太郎は時代劇の3大スターである。
「敗戦」ゼロからの出発
並木路子の「りんごの歌」が流行り、焼け跡、闇市から突如、天才少女歌手、美空ひばりが登場する。その歌声は、占領下の日本人に熱狂的に愛された。