日本でも田中絹代の「マダムと女房」が本格的トーキー映画として成功し、弁士たちは益々片隅へと追いやられていった。
トーキー映画
トーキーのセリフ下手お国訛りが逆受け
日本映画トーキー第1作は「マダムと女房」である。主役の田中絹代の下関なまりの声が意外と愛嬌と色気があると評判を取った。
観客はトーキーの素晴らしさを知った
字幕付きトーキー映画ゲイリー・クーパーとマレーネ・ディートリッヒの「モロッコ」で活弁士の息の根は完全に止められた。
マキノ映画の名作誕生
表返ったのじゃッ!日本映画史上に残る「浪人街」の名セリフ。「浪人街」は時代劇映画史上初めて集団殺陣というジャンルを切り開いた。
世界恐慌と軍部の台頭
1927(昭和2)年、日本初のトーキー映画が出現する。活動写真が映画と呼び名も変わって行った。