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日本映画100年史

本【日本映画100年史】をリアルタイムで加筆していく、ライブブックブログ!

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平成12年の日本映画年間ベスト10、No.7,8,9,10

2020.04.01 by 西川昭幸

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2000(平成12)年 興収ベスト10 

(一般社団法人日本映画製作連盟より)

1位/劇場版ポケットモンスター・結晶塔の帝王エンティ(東宝)
2位/ホワイトアウト(東宝)
3位/ドラえもん・のび太の太陽王伝説(東宝)
4位/名探偵コナン・瞳の中の暗殺者(東宝)
5位/ONE PIECEワンピース(東映)
6位/ゴジラ2000MILLENIUM(東宝)
7位/リング0バースディ(東宝)
8位/どら平太(東宝)
9位/GTO(東映)
10位/おじゃ魔女どれみ♯(東映)

「リング0バースディ」の画像
リング0バースディ(東宝)

7位/リング0バースディ(東宝)

本作は2000年1月22日に公開された。
監督/鶴田法男、脚本/高橋洋、出演/仲間由紀恵、田辺誠一、麻生久美子、若松武史、水上竜士、高畑淳子、田中好子ほか。
原作は、鈴木光司の小説集「バースディ」に収録された一編「レモンハート」を映画化したものである。

本作は映画版「リング」シリーズ「リング」「らせん」「リング2」に続く完結編で、生前の貞子の悲恋と悲劇的な最期までを描いた物語。
「リング0バースディ」のタイトルは短編集「バースディ」に由来するものだが、「忌まわしい怪物貞子の誕生編」という意味合いで「バースディ」の名を冠したともいわれる。

本作品の興行収入は16奥円を記録している。
なお、この映画のオーディションで主役に抜擢された仲間由紀恵は、この映画の演技が注目され、監督の堤幸彦のドラマ「TRICK」シリーズの主役に抜擢され、女優として開花していくことになった。

超能力者と言われた母親の死をきっかけに女優を目指し上京した貞子は劇団の研究生になる。
日々舞台の稽古に励むある日、劇団の看板女優が稽古中に突然死を遂げ、公演の主役に新人の貞子が抜擢される。

その後も怪現象が続き、劇団員の中で貞子のせいだという噂が立つ。連続する不可解な現象、続発する死者。そんな貞子の過去を探っていた新聞記者の宮地は、30年前に貞子の母親である超能力者志津子の公開実験について調査していた。
実は、その公開実験に立ち会った記者たちが謎の死を遂げており、宮地はその真相を解明しようとしていたのだ。

「どら平太」の画像
どら平太(東宝)

8位/どら平太(東宝)

本作は、2000年5月13日に公開された。監督は市川崑、脚本/黒澤明、木下惠介、小林正樹、市川崑、原作/山本周五郎。
出演/役所広司、浅野ゆう子、宇崎竜童、片岡鶴太郎、菅原文太、石倉三郎、3代目江戸家猫八、岸田今日子、大滝秀治、神山繁、加藤武、三谷昇、津嘉山正種、うじきつよし、尾藤イサオほか。

本作は、1969年に結成された制作グループ「四騎の会(黒澤明、木下惠介、小林正樹、市川崑)」が山本周五郎の「町奉行日記」をもとに、共同でシナリオを執筆し映画化を目指したが、取りやめになった経緯がある。

その脚本を、市川崑監督のもと大幅に変更して製作を行い2000年に公開となったのが本作である。
本作は、ベルリン国際映画祭:ベルリナーレ・カメラ賞(特別功労賞)、第24回日本アカデミー賞を受賞。

本作の興行収入は14奥円を記録している。
主演の役所広司は優秀主演男優賞、片岡鶴太郎は優秀助演男優賞、五十畑幸勇が優秀撮影賞、下村一夫:優秀照明賞、西岡善信:優秀美術賞、長田千鶴子:優秀編集賞を受賞している。

無法を暴こうとした町奉行が次々に辞職に追い込まれる中、町奉行として赴任した小平太は、友人で大目付の仙波義十郎に頼んで、わざと悪評を流し、放蕩ぶりを連発して振る舞いの不埒などら平太として遊び人になりすます。

それには悪党どもを一掃する巧みな策略があった!密輸や売春が横行するある小藩の腐敗を正すべく望月小平太が、悪党退治を繰り広げる破天荒な町奉行の活躍を描く痛快娯楽時代劇である。

「GTO」の画像
GTO(東映)

9位/GTO(東映)

本作は1999年12月18日に公開された。
監督/鈴木雅之、脚本/田辺満、長谷川隆、原作/藤沢とおる。出演/反町隆史、藤原紀香、田中麗奈、笠原秀幸、妻夫木聡、戸田恵子、宇梶剛士、モロ師岡、夏八木勲ほか。

監督は本作で映画デビューを飾った「古畑任三郎」の鈴木雅之である。 撮影を「アドレナリンドライブ」の浜田毅が担当、主演は「君を忘れない」の反町隆史、「CAT’S EYE」の藤原紀香、「がんばっていきまっしょい」の田中麗奈、「あつもの 杢平の秋」の笠原秀幸である。

本作の興行収入は13億2千万円を記録している。
GTOは、講談社週刊少年マガジンに連載された藤沢とおるの漫画「GTO」を原作として1998年から連続テレビドラマと1999年のスペシャルドラマが放送された。
そして1999年には続編としてスペシャルドラマ化され、その続編として映画版として作られたのが本作である。

1999年初夏に北文館学園高校(北海道幌比内町)へ臨時教員として赴任した教師鬼塚の活躍を描いた小説「GTO Live in 北海道」を原作としている。
町の衰退で閉塞感に包まれた北文館学園高校の生徒たちに正面からぶつかる教師鬼塚が、生徒たちの心を開かせていくという学園コメディードラマである。

「おじゃ魔女どれみ♯」の画像
おじゃ魔女どれみ♯(東映)

10位/おじゃ魔女どれみ♯(東映)

本作は2000年7月8日に公開された。
「おジャ魔女どれみ」は、テレビ朝日系列で放送された、東映アニメーション15年がぶりに制作したオリジナル魔法少女アニメ作品で、原作は擬人ネームで東堂いづみである。

シリーズ構成は山田隆司、シリーズディレクターは佐藤順一、五十嵐卓哉、脚本は、栗山緑、影山由美、成田良美、大和屋暁、キャラクターデザインは馬越嘉彦である。

本作の興行収入は12億7千万円を記録している。
「おジャ魔女どれみ」には、原作はなく魔法や魔女に関する資料を集めてイメージを高めて企画した。
シリーズディレクターは佐藤が担当し「おジャ魔女」という名称は彼のアイデアである。

シリーズのストーリーは、対象年齢を小学校低学年から高学年としたために、どうすれば子供たちに分かってもらえるかが重要な要件となった。
そこで、小学3年生以下の男女児童の調査を行い、「おジャ魔女どれみ」作品のコンセプトが制作された。

魔女界から持ち帰った「ウィッチー・クイーン・ハート」という花によって巻き起こる騒動の物語。
どれみがねずみになる事件を通じて、どれみとぽっぷの姉妹の絆を描いた作品。

拙著<美空ひばり最後の真実>が発売中です。

Filed Under: 平成 Tagged With: 東宝, 東映

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著者紹介(西川昭幸)

アバター1941年北海道生まれ。東洋大学社会学部卒。
映画会社勤務などを経て現在、公益社団法人理事。
<主な著作>
「北の映画物語」(北海タイムス社)、
「美空ひばり公式完全データブック 永久保存版」(角川書店)、
「活字の映画館 明治・大正・昭和編」(ダーツ出版)、
「日本映画100年史」(ごま書房新社)、
「美空ひばり最後の真実」(さくら舎)、
「昭和の映画ベスト10、男優・女優・作品」(ごま書房新社)

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