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日本映画100年史

本【日本映画100年史】をリアルタイムで加筆していく、ライブブックブログ!

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平成元年日本映画ベスト10/No.7,8,9,10

2019.06.13 by 西川昭幸

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1989(平成元年)年

1989年(平成元年) 配収ベスト10

(一般社団法人日本映画製作連盟より)

1位/魔女の宅急便(東映) 

2位/ドラえもん・のび太の日本誕生(東宝) 

3位/オルゴール(東映) 

4位/利休(松竹) 

5位/男はつらいよ・寅次郎サラダ記念日(松竹) 

6位/226(松竹・松竹富士) 

7位/座頭市(松竹) 

8位/これから物語少年たちのブルース(東宝) 

9位/丹波哲郎の大霊界・死んだらどうなる(松竹富士) 

10位/男はつらいよ・寅次郎心の旅路(松竹)

平成元年 配収ベスト10 /7位、8位、9位、10位

座頭市
座頭市

7位:座頭市(松竹)

1989年2月4日に公開された。監督・脚本・主演/勝新太郎 主演/勝新太

郎で製作された最後の座頭市作品。「座頭市」は1962年の「座頭市物語」か

ら26作、テレビ版では1974年の「座頭市物語」と「新・座頭市」で100

話、舞台が3本である。

配給収入は、11億円を記録。その中でも本作は、勝新太郎最後の作で集大成と

言える素晴らしい出来である。主人公の座頭市はもちろん勝新太郎であるが、敵

役の五右衛門一家の五右衛門に長男の奥村雄大、その他の出演者には陣内孝則、

内田裕也、五右衛門の用心棒に緒形拳。他にも、樋口可南子、蟹江敬三、ジョー

山中、安岡力也 等など、個性派が続々と登場する。

これから物語少年たちのブルース
これから物語少年たちのブルース

8位:…これから物語少年たちのブルース(東宝) 

1988年12月18日に公開された。監督/榎戸耕史 脚本/森浩美・中村功
一 主演/光GENJI大沢樹生・内海光司。配給収入は、10億5百万円を記録。
高校生の矢沢亮介(大沢)はスポーツ万能でクラスの人気者。

そこに裕福な家庭の御曹子である藤岡茂(内海)が転校してくる。デザイナーで
もある藤岡は、矢沢に目をつけモデルとしてスカウトする。父親の跡を継いで高校生ながらビジネスの世界で成功している藤岡が、自分の事業に利用するために矢沢をモデルとして成功させる。

しかし、矢沢は、それらの成功はすべて自分の力でなく藤岡の力と知った。藤岡
に裏切られたことに激怒し罵声を浴びせる。藤岡も自分の力は親の七光であることに気づく。

藤岡は海外へ留学すべく矢沢に別れを告げるが、矢沢も藤岡の気持ちを知り改め
やり直す決心をする。生まれも育ちも異なる2人の高校生の友情を描いたストーリーになっている。

丹波哲郎の大霊界 死んだらどうなる
丹波哲郎の大霊界 死んだらどうなる

9位:丹波哲郎の大霊界・死んだらどうなる(松竹富士)

本作は、昭和27年に高知県で起きた実際のバス転落事故を元に創作された丹波哲郎のベストセラー著書「丹波哲郎の大霊界」を映画化した作品。丹波哲郎の独自の死生観を幻想的な死後の世界として描いた作品。製作・企画・原案・脚本・総監督・出演と丹波哲郎が一人六役を務めている。

心霊学と霊界の研究家として知られる俳優のその後、続編『丹波哲郎の大霊界2 死んだらおどろいた!!』(1990年)、『大霊界3 死んだら生まれ変わる』(1994年)も映画制作された。

男はつらいよ 寅次郎心の旅路
男はつらいよ 寅次郎心の旅路

10位:男はつらいよ・寅次郎心の旅路(松竹)

1989年8月5日公開された。監督/山田洋次 原作/山田洋次 主演/渥美
清マドンナ/竹下景子。配給収入は8億6千万円をきろくした。

本作は、男はつらいよシリーズの41作目で、ロケを行ったオーストリア・ウイ
ーン市のフロリズドルフ区と東京都葛飾区は友好都市提携にあったことから市長
の要請で実現した海外ロケであった。

実は、1986年来日したウイーン市長が来日の際に機内で鑑賞した「男はつ
よ」に、土地柄や人々の気質がフロリズドルフ区に似ていることに感動。友好都
市の交流を希望して1987年11月2日に提携を結んでいた。また、2009
年9月28日には映画公開20年を記念して「寅さん公園」が開園している。

Filed Under: 平成 Tagged With: 勝新太郎, 山田洋次

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著者紹介(西川昭幸)

アバター1941年北海道生まれ。東洋大学社会学部卒。
映画会社勤務などを経て現在、公益社団法人理事。
<主な著作>
「北の映画物語」(北海タイムス社)、
「美空ひばり公式完全データブック 永久保存版」(角川書店)、
「活字の映画館 明治・大正・昭和編」(ダーツ出版)、
「日本映画100年史」(ごま書房新社)、
「美空ひばり最後の真実」(さくら舎)、
「昭和の映画ベスト10、男優・女優・作品」(ごま書房新社)

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